PCメガネ・ブルーライトカット比較|メガネvsフィルム、おすすめの選び方

長時間のPC作業やスマホ使用による目の疲れを軽減するブルーライトカット対策。PCメガネ(ブルーライトカットメガネ)とモニター用フィルムの2つのアプローチがありますが、どちらが自分に合っているのか迷う方も多いはずです。ここではブルーライトの基礎知識から、PCメガネの選び方、フィルムとの使い分けまで解説します。

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ブルーライトとは?カットする意味はあるの?

ブルーライトは可視光線の中で波長が380〜500nmと短く、エネルギーが強い青色の光です。太陽光にも含まれていますが、LEDディスプレイやスマホからも多く発せられます。

ブルーライトを長時間浴び続けると、目の疲労感やまぶしさを感じたり、夜間に浴びることで体内時計が乱れて睡眠の質が低下する可能性があります。ただし、日中のブルーライトは覚醒維持に必要な刺激でもあるため、カットしすぎると逆に体内時計が乱れる原因になることもあります。大切なのは「必要な時に適切にカットする」ことです。

PCメガネの選び方 3つのポイント

1. カット率は使用シーンに合わせる

ブルーライトカット率は高ければ良いというものではありません。JINSではEN規格(欧州統一規格)に基づき、明るいオフィスで短時間作業なら25%程度、長時間作業なら40%程度、暗い部屋での夜間使用なら60%程度を推奨しています。日中のオフィスで60%カットのメガネを常用すると、逆に疲れやすくなることもあるため注意が必要です。

2. レンズタイプ:反射型 vs 吸収型

反射型(コーティング式)は、レンズ表面のコーティングでブルーライトを反射します。レンズがほぼ透明で自然な見た目なので、ビジネスシーンや普段使いに向いています。ただし照明の反射が気になることがあります。吸収型(練り込み式)は、レンズ自体にブルーライトを吸収する色素を練り込んでいます。カット率が高い傾向がありますが、レンズに色がつくため在宅ワーク向きです。

3. カット率の規格に注意

同じ「40%カット」でも、JIS規格とBS規格(旧・英国規格)では数値が大きく異なることがあります。神奈川県の調査ではJIS規格で19%のものがBS規格だと37.7%と表示されていた製品もありました。購入時はカット率がどの規格に基づいているか確認しましょう。

おすすめPCメガネ ブランド別比較

ブランド 代表モデル カット率 価格帯 特徴
JINS JINS SCREEN 25% / 40% / 60% 5,500円〜 3段階のカット率から選択可能。度付き対応。学術機関との共同研究
Zoff Zoff PC 約35% / 約50% 5,500円〜 ULTRA TYPEは約50%カットでほぼ透明。コスパ良好
OWNDAYS PCレンズ 選択可(7色展開) 度なし追加料金0円 好きなフレームにPCレンズを組み合わせ可能
GUNNAR Intercept 約65% 8,000円前後 ゲーミング向け。アンバーレンズで高カット率
エレコム 各種PCメガネ 約35% 2,000円前後 低価格でお試し向き。クリップオンタイプもあり

PCメガネ vs ブルーライトカットフィルム

ブルーライト対策にはPCメガネのほかに、モニターに貼るブルーライトカットフィルムという選択肢もあります。それぞれのメリット・デメリットを比較します。

PCメガネ ブルーライトカットフィルム
対象 PC・スマホ・テレビなど全てのディスプレイ 貼った特定のディスプレイのみ
装着感 長時間で鼻・耳が疲れることも 装着感なし
色味の変化 カット率に応じて視界に色がつく 画面の色味が変わる
デザイン作業 外せば正確な色が見える フィルムを剥がさないと正確な色が見えない
価格 2,000〜10,000円程度 1,000〜5,000円程度(画面サイズによる)

複数のデバイスを使い分ける方はPCメガネ、特定のモニターでの長時間作業が中心の方はフィルムが向いています。デザイン・写真編集など色の正確性が求められる作業では、必要な時だけ外せるPCメガネの方が使い勝手が良いです。

よくある質問

Q. 子供にブルーライトカットメガネは必要?

日本眼科学会は2021年に「小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見」を発表しています。子供にとってブルーライト(太陽光由来含む)は正常な成長に必要との見解もあるため、安易な常用は避け、必要なら夜間の使用に限定するなど、かかりつけの眼科医に相談することをおすすめします。

Q. OSのナイトモード(Night Shift等)で代用できる?

WindowsのナイトライトやmacOSのNight Shiftは、ソフトウェア的に画面の色温度を暖色に変更することでブルーライトを低減します。追加費用がかからず手軽ですが、画面の色味が大きく変わるためデザイン作業には不向きです。PCメガネやフィルムと併用するのが最も効果的です。

まとめ

ブルーライト対策は「カットしすぎない」「使用シーンに合わせる」が基本です。日中の明るいオフィスではカット率25%前後の透明レンズ、長時間作業には40%前後、就寝前のスマホには60%前後と使い分けましょう。まずはエレコムの2,000円クラスでお試しし、効果を実感できたらJINSやZoffのしっかりしたモデルにステップアップするのがおすすめです。

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