Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)対応ルーターが各社から出揃いました。バッファロー・NEC・TP-Link・ASUSの最新モデルを性能・価格で徹底比較し、おすすめの1台を紹介します。
Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)とは?Wi-Fi 6/6Eとの違い
2026年現在、Wi-Fiの主要規格は以下の通りです。
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| 規格 | 策定時期 | 最大通信速度 | 周波数帯 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Wi-Fi 5 (IEEE 802.11ac) | 2013年12月 | 6.9Gbps | 5GHz | 現在はローエンドのみ |
| Wi-Fi 6 (IEEE 802.11ax) | 2019年10月 | 9.6Gbps | 2.4GHz/5GHz | OFDMA、MU-MIMO |
| Wi-Fi 6E (IEEE 802.11ax) | 2020年1月 | 9.6Gbps | 2.4GHz/5GHz/6GHz | 6GHz帯追加で混雑回避 |
| Wi-Fi 7 (IEEE 802.11be) | 2024年1月 | 最奇46Gbps | 2.4GHz/5GHz/6GHz | MLO、320MHz、4K-QAM |
Wi-Fi 7の最大のメリットは以下の3点です。
- MLO(Multi-Link Operation)
複数の周波数帯を同時に使って通信できるため、速度と安定性が大幅に向上します。Wi-Fi 6/6Eでは1つの帯域しか使えませんでしたが、Wi-Fi 7では2.4GHz+5GHz+6GHzを束ねて使えます。 - 320MHz幅チャネル
Wi-Fi 6の160MHzから倍増し、一度に送れるデータ量が飛躍的に増加。4K/8K動画のストリーミングに効果的です。 - 4K-QAM
Wi-Fi 6の1024-QAMから4096-QAM(4K-QAM)に進化し、同じ電波でより多くのデータを載せられるようになりました。理論上約20%の速度向上が見込めます。
2026年現在、Wi-Fi 7対応ルーターはバッファロー・NEC・TP-Link・ASUSの各社から発売されており、価格も1万円台後半からと手が届きやすくなっています。Wi-Fi 6ルーターからの買い替えを検討している方にとっては良いタイミングと言えるでしょう。
Wi-Fiルーターを選ぶのに必要な比較基準
Wi-Fiルーターを比較する際にチェックすべきポイントは以下の通りです。
- 対応規格(Wi-Fi 7/6E/6)
2026年現在、新規購入であればWi-Fi 7対応モデルを選ぶのが長期的にお得です。Wi-Fi 7は下位互換性があるため、現在Wi-Fi 6対応のスマホやPCもそのまま接続できます。 - バンド数(トライバンド/デュアルバンド)
トライバンド(2.4GHz+5GHz+6GHz)は接続台数が多い環境で有利です。6GHz帯は他の家電と干渉しにくく、安定した高速通信が可能です。デュアルバンド(2.4GHz+5GHz)でもMLO対応であれば十分高速です。 - 有線ポートの速度
10Gbps(10GBASE-T)対応のWANポートがあると、10ギガ光回線の性能をフルに活かせます。2.5Gbps対応ポートでも一般的な1Gbps光回線よりは余裕があります。 - アンテナ数・ストリーム数
8ストリーム以上のモデルは、複数デバイスの同時接続でも安定しやすいです。 - メッシュWi-Fi対応
広い家や複数階の家では、メッシュWi-Fi(EasyMesh、AiMeshなど)対応モデルを選ぶと死角を減らせます。 - v6プラス(IPv6 IPoE)対応
夜間の混雑した時間帯でも速度が落ちにくい接続方式です。バッファローとNECは国内ISPとの互換性が高く安心です。 - セキュリティ機能
トレンドマイクロやAiProtectionなどの無料セキュリティ機能が搭載されているモデルは、家庭内ネットワークの安全性を高められます。
現在の使用状況ではなく、数年先の使用状況を考慮して選びましょう。子供の成長、IoT機器の増加、テレワーク・オンライン授業の定着など、接続デバイスは増える一方です。今の基準より一つ上のグレードを選んでおくのが長い目で見てお得です。
Wi-Fiルーターはミドルモデル以上を選ぶのが無難
Wi-Fiルーターは大きく3つのクラスに分けられます。
- エントリーモデル(1万円台前半)
デュアルバンド、2〜4ストリーム。1人暮らしや少数接続向け。 - ミドルモデル(1万5千円〜3万円)
デュアルバンド、6〜8ストリーム。ファミリー向けの主力帯。 - ハイエンドモデル(3万円以上)
トライバンド、8〜12ストリーム、10Gbpsポート搭載。ヘビーユーザーや広い家向け。
エントリーモデルはCPU性能が低く、同時接続が3台を超えると不安定になりやすいです。家族で使う場合はミドルモデル以上を選んでおくことをおすすめします。
Wi-Fi 7対応ルーター 全機種スペック比較表
主要Wi-Fi 7ルーターの横断比較表です。各ショップのボタンから最新価格を確認できます。
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| メーカー / 型番 | バンド | 最大速度 | WAN | MLO | v6プラス | 価格比較 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| バッファロー WXR9300BE6P |
トライ | 9334Mbps | 10Gbps | ○ | ○ | ■ Amazon■ 楽天■ Yahoo! |
| バッファロー WSR6500BE6P |
デュアル | 6452Mbps | 2.5Gbps | ○ | ○ | ■ Amazon■ 楽天■ Yahoo! |
| NEC AM-19000T12BE |
トライ | 約19000Mbps | 10Gbps | ○ | ○ | ■ Amazon■ 楽天■ Yahoo! |
| NEC AM-7200D8BE |
デュアル | 約7200Mbps | 10Gbps | ○ | ○ | ■ Amazon■ 楽天■ Yahoo! |
| TP-Link Archer BE805 |
トライ | 18656Mbps | 10Gbps | ○ | △ | ■ Amazon■ 楽天■ Yahoo! |
| TP-Link Archer BE400 |
デュアル | 6452Mbps | 2.5Gbps | ○ | △ | ■ Amazon■ 楽天■ Yahoo! |
| ASUS RT-BE92U |
トライ | 9678Mbps | 10Gbps | ○ | ○ | ■ Amazon■ 楽天■ Yahoo! |
※表示価格は2026年4月6日時点のものです。最新価格は各ショップでご確認ください。
Wi-Fi 7対応ルーター メーカー別おすすめ比較
2026年現在、日本で購入可能な主要Wi-Fi 7ルーターをメーカー別に詳しくレビューします。
バッファロー WXR9300BE6P【総合ベスト】

バッファローはv6プラス対応・EasyMesh対応で、国内環境との相性が抜群です。WXR9300BE6Pはトライバンド+10Gbps WANポート搭載で、10ギガ光回線を契約している方やデバイスが多い家庭に最適です。3万円台前半という価格は、Wi-Fi 7トライバンドとしてはかなりコスパが良いと言えます。
📋 スペック
| コスパ | ★★★★★ |
| 機能性 | ★★★★★ |
| デザイン | ★★★★☆ |
| 使いやすさ | ★★★★★ |
| バンド | トライバンド(6GHz+5GHz+2.4GHz) |
| 最大速度 | 9334Mbps(5764+2882+688) |
| WANポート | 10Gbps |
| MLO / 320MHz | ○ / ○ |
| EasyMesh / v6プラス | ○ / ○ |
メリット
- 👍 トライバンド+10Gbps WAN搭載で3万円台前半
- 👍 v6プラス・transix・OCNバーチャルコネクト対応
- 👍 EasyMeshでメッシュ化も容易
- 👍 コンパクト筐体で設置場所を選ばない
デメリット
- 👎 6GHz帯対応クライアントがまだ少ない
- 👎 USB端子非搭載(NAS共有不可)
こんな人におすすめ
- ✅ 10ギガ光回線を契約中、または検討中の方
- ✅ 接続デバイスが10台以上ある家庭
- ✅ コスパ重視でWi-Fi 7トライバンドが欲しい方
バッファロー WSR6500BE6P【コスパ最強】
WSR6500BE6Pは6GHz帯こそ非対応ですが、5GHz帯で5764MbpsとMLOに対応しており、約2万円で購入できるコスパの良さが光ります。一般的な1Gbps光回線の方にはこちらで十分です。
| コスパ | ★★★★★ |
| 機能性 | ★★★★☆ |
| デザイン | ★★★★☆ |
| 使いやすさ | ★★★★★ |
メリット
- 👍 約2万円でWi-Fi 7+MLO対応
- 👍 v6プラス対応で国内回線に強い
- 👍 コンパクトで置き場所に困らない
デメリット
- 👎 6GHz帯非対応
- 👎 WANポートは2.5Gbps止まり
こんな人におすすめ
- ✅ 1Gbps光回線で十分な方
- ✅ Wi-Fi 7を安く試したい方
- ✅ 1人暮らし〜3人家族
NEC Aterm AM-7200D8BE【国産ブランド安心】
NECは国内メーカーならではの安定性と品質の高さが魅力です。v6プラスやOCNバーチャルコネクトなど国内ISPとの互換性も高いです。Aterm AM-7200D8BEは2025年4月発売のNEC初のWi-Fi 7ルーターで、デュアルバンドながら10Gbps WANポートを搭載し、MLOにも対応。5GHz帯4ストリームで最大5764Mbpsの高速通信が可能です。
| コスパ | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★☆ |
| デザイン | ★★★★☆ |
| 使いやすさ | ★★★★★ |
メリット
- 👍 10Gbps WANポート搭載
- 👍 国内ISPとの互換性が高い
- 👍 NECブランドの品質と安定性
デメリット
- 👎 6GHz帯非対応
- 👎 トライバンド未対応
こんな人におすすめ
- ✅ 国産ブランドの安心感を重視する方
- ✅ 10ギガ光回線をフルに活かしたい方
- ✅ 設定の簡単さを重視する方
Aterm AM-19000T12BEはNECのフラグシップで、トライバンド12ストリーム+10Gbpsポートを搭載した最上位モデルです。広い家や接続台数が非常に多い環境に向いています。
TP-Link Archer BE805【最高速度追求】
TP-Linkは世界シェアNo.1のネットワーク機器メーカーで、高性能ながら価格が押さえめなのが魅力です。Archer BE805はTP-Linkのフラグシップ。6GHz帯で最备11520Mbpsという圧倒的な速度を誇り、10Gbpsポートを2基搭載(RJ45+SFP+コンボ)。ゲーマーやクリエイターにおすすめです。
| コスパ | ★★★☆☆ |
| 機能性 | ★★★★★ |
| デザイン | ★★★★☆ |
| 使いやすさ | ★★★★☆ |
メリット
- 👍 6GHz帯で最备11520Mbpsの圧倒的速度
- 👍 10Gbpsポート2基搭載
- 👍 EasyMesh対応でメッシュ化可能
デメリット
- 👎 v6プラス対応はファームウェアに依存
- 👎 価格が4万円台とやや高い
こんな人におすすめ
- ✅ 最高速度を追求するゲーマー・クリエイター
- ✅ 10ギガ光回線で複数有線接続したい方
- ✅ 将来を見据えた最上位スペックが欲しい方
ASUS RT-BE92U【セキュリティ重視】
ASUSはゲーミング向けの高性能モデルに強く、AiProtection(トレンドマイクロ提供)のセキュリティ機能が無料で使えるのが大きなメリットです。RT-BE92Uはトライバンド対応で最大9700Mbps(5764+2882+1032Mbps)。10Gbpsポートと2.5Gbpsポートを搭載し、AiMeshによるメッシュWi-Fiにも対応しています。v6プラス・transix・OCNバーチャルコネクトなど国内の主要IPv6サービスにも対応しているため、日本での使い勝手も良好です。
| コスパ | ★★★☆☆ |
| 機能性 | ★★★★★ |
| デザイン | ★★★★★ |
| 使いやすさ | ★★★★☆ |
メリット
- 👍 AiProtection(無料セキュリティ)搭載
- 👍 トライバンド+10Gbpsポート
- 👍 AiMeshでメッシュWi-Fi構築可能
- 👍 v6プラス・transix対応
デメリット
- 👎 4万円台とやや高価
- 👎 設定画面がやや複雑
こんな人におすすめ
- ✅ 家庭のネットワークセキュリティを重視する方
- ✅ ゲーミング環境を整えたい方
- ✅ AiMeshでメッシュ環境を構築したい方
LANケーブルも見直そう
せっかくWi-Fi 7ルーターに買い替えても、ONUからルーターまでのLANケーブルがボトルネックになっていては意味がありません。
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| カテゴリ | CAT5 | CAT5e | CAT6 | CAT6A | CAT7 | CAT8 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 最大速度 | 100Mbps | 1Gbps | 1Gbps | 10Gbps | 10Gbps | 40Gbps |
| 伝送帯域 | 100MHz | 100MHz | 250MHz | 500MHz | 600MHz | 2000MHz |
10Gbps対応ルーターを使うならCAT6A以上が必須です。Wi-Fiルーターの付属ケーブルはほぼCAT5eなので、10ギガ環境ではすぐに買い替えましょう。CAT6Aが現在のスタンダードで、ノイズ耐性が必要な環境ではCAT7やCAT8も選択肢に入ります。
Wi-Fiルーターの再起動で解消する不具合対策
どんなWi-Fiルーターでも再起動しないと治らない不具合が起こることがあります。デジタルタイマーを使って毎日決まった時間に電源を切り再起動することで、不具合を起こりにくくできます。
最近のWi-Fi 7ルーターにはスケジュール再起動機能が搭載されているものも多いので、まずはルーター側の設定を確認しましょう。それがない場合は、デジタルタイマーで寝ている間に電源をオフにするのも有効です。電磁波対策やルーターを休ませる目的にもなります。
筆者のイチオシはバッファロー WXR9300BE6P
今回比較した全機種の中で、筆者が個人的にベストだと思うのはバッファロー WXR9300BE6Pです。
その理由は、Wi-Fi 7トライバンド(6GHz+5GHz+2.4GHz)+MLO+10Gbps WANポートという充実したスペックを備えながら、価格が3万円台前半に収まっている点にあります。同等スペックのNEC AM-19000T12BEは5万円台、ASUS RT-BE92Uは4万円台、TP-Link Archer BE805も4万円台であることを考えると、WXR9300BE6Pのコストパフォーマンスは突出しています。
さらにバッファローはv6プラス・transix・OCNバーチャルコネクトなど国内ISPとの互換性が非常に高く、設定も簡単。EasyMesh対応なので将来的に中継機を追加してメッシュ化することも容易です。コンパクトかつ軽量な筐体も設置場所を選びません。
10ギガ光回線を契約している方、またはこれから契約を検討している方、接続デバイスが10台以上ある家庭には特におすすめです。
まとめ
🏆 この記事のまとめ
- コスパ重視:バッファロー WSR6500BE6P(約2万円でWi-Fi 7+MLO対応)
- バランス重視:バッファロー WXR9300BE6P(トライバンド+10Gbps、3万円台前半)
- 国産ブランド志向:NEC Aterm AM-7200D8BE(10Gbps WAN搭載、安定性重視)
- 最高速度追求:TP-Link Archer BE805(BE19000、10Gbps x 2ポート)
- セキュリティ重視:ASUS RT-BE92U(AiProtection無料、トライバンド)
2026年はWi-Fi 7ルーターが各社から出揃い、価格もこなれてきた買い替えの好機です。Wi-Fi 7は下位互換性があるので、現在のスマホやPCがWi-Fi 6対応でもそのまま使えます。ルーターを先に新しくしておけば、今後Wi-Fi 7対応デバイスに買い替えた時にすぐに恩恵を受けられるので、早めの導入がおすすめです。
よくある質問(FAQ)
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| メーカー / 型番 | バンド | 最大速度 | WAN | MLO | v6プラス | 価格比較 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| バッファロー WXR9300BE6P |
トライ | 9334Mbps | 10Gbps | ○ | ○ | ■ Amazon■ 楽天■ Yahoo! |
| バッファロー WSR6500BE6P |
デュアル | 6452Mbps | 2.5Gbps | ○ | ○ | ■ Amazon■ 楽天■ Yahoo! |
| NEC AM-19000T12BE |
トライ | 約19000Mbps | 10Gbps | ○ | ○ | ■ Amazon■ 楽天■ Yahoo! |
| NEC AM-7200D8BE |
デュアル | 約7200Mbps | 10Gbps | ○ | ○ | ■ Amazon■ 楽天■ Yahoo! |
| TP-Link Archer BE805 |
トライ | 18656Mbps | 10Gbps | ○ | △ | ■ Amazon■ 楽天■ Yahoo! |
| TP-Link Archer BE400 |
デュアル | 6452Mbps | 2.5Gbps | ○ | △ | ■ Amazon■ 楽天■ Yahoo! |
| ASUS RT-BE92U |
トライ | 9678Mbps | 10Gbps | ○ | ○ | ■ Amazon■ 楽天■ Yahoo! |
※表示価格は2026年4月6日時点のものです。最新価格は各ショップでご確認ください。
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